こんにちは。
やっぱり大半の日本人って陰湿で怖いなーと改めて思ったサトーです。
さいきん読んだ本の感想です。
この本は
自己利益と保身のために、現状を変えないほうが得だという意識を潜在的に持っている日本人。多くの人がそれに気づいている。
という趣旨のようです。
そうやって粛々と全体主義を実行する日本人の実態と、「何もしないほうが得」の打開策を提示しています。
なんか見たことある光景
読んでいると組織で働いてたころや、子どものころを思い出して、どよ~んという気分になりましたね。
たしかに、問題提起をして積極的に動く私より、何もせずに陰口を言ってる人の方が生きやすそうでしたね。
そういう人は得をしてるというより、損はしてないってかんじでしたね。
で、公務員の話がでてくるんですよ。
「住民のために役立ちたい!」とかギブの精神で公務員になった人たちが、前向きな行動をして何かをした場合ですね。
ちょっと間違ってトラブルや訴訟になってしまうと、その責任を取らされて最悪、刑事訴訟とかになるとですね。
そういう風によかれと思ってやったのに、なんでこんなことに・・・となりますよね。
「役に立ちたい」と思っての行動だったのに、ミスの責任を取らされるんですね。すると次から職員は委縮して、ミスやトラブルを恐れて何もしなくなると。
または行動に移すのが遅くなるらしいんですよ。
医師の場合も同じで、「プロフェッショナルとしての使命感や良心と、保身との間で葛藤を経験する医師は多いに違いない」と著者は書いています。なんかそんなニュースもあったような気がします。
これをやったほうがいいけど、それやって万が一何かあったら責任を取らされるのいやだな・・・と、なっちゃうんですね。
内部通報者
内部通報制度にもふれています。
まず、2004年に制定された公益通報者保護法では、内部通報者の解雇や降格など不利益な取り扱いをすることを禁じているんですね。
でも実際に内部通報する人は少ないそうなんです。
なぜかというと、内部通報は、「不正を正してエライ!」というより、「企業と関係者の利益を奪いやがって」みたいに受け止められやすいらしいんです。
ザツに言うと、
不正はダメ <<< そんなことより俺らの利益がだいじ
になるらしいんですね。
なので、「俺らの利益」を損ねようとした内部通報者は、しっぺ返しや村八分にあうらしいんですよ。
恐ろしいですね、日本社会って。
まとめ
この本では、そんな全体主義ともいえるニッポンの姿が詳しく解説されていましたよ。
興味があれば読んでみてください。
私は読みながら、どよ~んとなりました。
印象に残った言葉はこちらです。
自分の利益に直接影響が及ぼさないかぎり、組織や社会が将来どうなるか、といったことは眼中にないのである。
消極的利己主義=自分さえよければ、他はどうでもよいのである(意訳)
最後に著者は、「何もしないほうが得」から「するほうが得」な社会に変えるための4つの対策を提案しています。
これは今の日本でできるところは限られてるんじゃないかなーと思いました。
それにしても・・・「するほうが得」な社会に変わるのが早いか、日本社会が滅びるのが早いか、どっちが先かなあ・・・なんて考えてしまいました。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪

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