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話題の本『虚弱に生きる』感想~虚弱というより老化に近い

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こんにちは。
話題の本を読んだので感想を書くサトーです。

『虚弱に生きる』基本情報

作品名虚弱に生きる
著者名絶対に終電を逃さない女
判型四六判
発売日2025/11/05

『虚弱に生きる』内容

病気じゃないけど、体力がない。労働する元気も恋愛する元気もない――。SNSで「虚弱エッセイ」が話題沸騰の著者による「虚弱体質」のリアルをつづる、新世代のサバイバル・エッセイ!
・21歳で身体にガタがきた
・仕事がないからじゃなくて、体力がないからお金がない
・眼鏡をかけたら不眠症が治った
・世界の中心が膝になった
(扶桑社Webサイトより引用)

この本を読むとわかること

虚弱体質の若い女性がどのように日々を生き抜いているか

虚弱な女性ならではの問題とは何か

虚弱体質で長時間労働できない人や障害者、貧困世帯が健康で文化的最低限度の生活を送るための、行政サービスの利用などのヒントが得られる。

感想

この本の著者は、一般市民として生きるにはかなり難儀のある身体に生まれたようです。

体力がなさすぎて、周りの人と同じことすらできないとか、常に体のどこかが痛いとか、いつも健康のことばかり考えているとか。

私も体力なくて関節が痛いときがあるけど、彼女ほどではないです。

想像を超える体力のなさ、体の弱さを抱えて一人で暮らしている著者の、体力のなさを補うための創意工夫や、四苦八苦を知ることができる本です。

彼女の生活は再現可能か?

さて、読んだ後でひとつ疑問が生まれました。それは、「この著者と同じ生活はできるのか?」ということです。世の中には、著者と同じように若いけど体力がなさ過ぎて、労働や生活が厳しい人もいるでしょう。では、彼女と同じ生活は再現できるだろうか?

答えは、「再現は難しいと思われる」です。

再現性が低い理由

まず行政サービスを検索してフル活用するスキルと行動力が必要です。
これができる人がどれくらいいるでしょうか。また、虚弱な市民への理解がある行政や役人である必要あります。

次に、自頭のよさ、感情に流されない冷静さ、あきらめない心、健康と生きることへの執念が必要です。

最後に、一番ハードルが高いのは「早稲田大学出身」という強力なカードです。著者はこの事実を謙遜していますが、誰もが簡単に入手できる学歴ではありません。これは、著者がまっとうに働く上でかなり有利だったと推測します。

というわけで、著者の生活を再現するには普通の人にはかなりハードルが高いです。彼女に憧れる虚弱体質の人は、まずは利用できる行政サービスの検索から始めてみましょう。

『虚弱に生きる』感想まとめ

この本の読後感はそう悪くありません。

というのも、著者の虚弱っぷりは改善の余地がないとすら思えるのに、文章自体はそんなに暗くないから。

著者は自分の身体と生命の限界を感じながらも、冷静な文体で、時にユーモアを忘れずに軽快につづっている。

この本がおすすめな人

体力がない人、虚弱体質の自覚がある人は参考になる

もう中年だから体がガタついてるのはしょうがないという人も、自分より若い人が苦労していることを知ったら学ぶことはあるだろう

著者について

絶対に終電を逃さない女/1995年生まれ。大学卒業後、体力がないせいで就職できず、専業の文筆家となる。様々なWebメディアや雑誌などで、エッセイ、小説、短歌を執筆。単著に『シティガール未満』(2023年、柏書房)、共著に『つくって食べる日々の話』(2025年、Pヴァイン)がある。 [著者SNSアカウント] ■X(Twitter) https://x.com/YPFiGtH ■Instagram   https://www.instagram.com/shudengirl/ 以上、扶桑社より引用

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