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『従順さのどこがいけないのか』感想

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こんにちは。
さいきん読んだ本の感想を書くサトーです。

この本は

権力に対して従順なままでいいの?

それって逆に無責任では?といったことが、グレタ・トゥーンベリやBLM、ミルグラムの心理実験などにふれて説明されています。
従順さの反対にある権力へ反抗する姿勢を、映画『七人の侍』や『真実の瞬間』などエンタメ作品の中に見出した、著者の見解も書かれています。

感想 

何に従順であるか、ということなんですけどね。この本では、身近なリーダー、権力者、政治家、そして横暴な国家にまで話が及びます。
そういうのに従順になっちゃう人たちのことですね。
例えば、身近なリーダーに反発しない人たちは、リーダー個人に忠誠心を抱いているんですって。だから従順であると。
また日本の昔の家臣は酷い主君に仕えてて、主君の酷さを隠すのが美徳だった~みたいなことも書いてあって、ビックリしました。
臭い物に蓋をするみたいな感覚で、酷い主君を擁護してたんですって。
その「酷いリーダーの酷い部分を見て見ぬふりして蓋をする」みたいな態度が、なんだかね、旧日本軍とか今の政治家を連想させて(裏金議員を罰しないで野放しにしてるとか)どんよりした気分になりましたね。
んでもって、そういう家臣の心得みたいなのは『葉隠』に書かれているそうです。あんまり読みたくない本ですね。
あと、日本人がよく使う「しかたない」についてとかね。「しかたない」は時に逃げの姿勢なのかなと。
そして不正を目にしながら黙っていることは共犯であるとか、そういうことも書かれていました。

秩序を守りたい人たち

で、私がいちばん驚いたのはですね、
「たとえば、女性差別は秩序の一部であるので、その秩序が崩れそうになると猛反発する(意訳)人たちがいる」ですね。
秩序!ちつじょ!
女性を差別することを秩序の一部としている人間がいるなんて!
そんなもののために性別の半分の女性を抑圧したままでいようと考える人々がいるなんてね。
おっどろきですよ。
日本人は特に秩序が大好きなんですって。
だから既存の秩序を守ろうとして長年、男尊女卑の傾向が顕著なんですかね?単に柔軟性と進歩がないようにも見えますけどね。

まとめ

かなりおもしろかったです。
やはり過剰な従順さとか、「しかたない」というのは思考停止なのだなと改めて思いました。
権力に物申すことをしないとか、反対意見を言わない人っていうのは、
自分では責任をとりたくない、とばっちりを受けたくないとか、そういうのもあるんでしょうね。
まあ極端な例として、中東などで女性にも権利を!とか言うと下手したら拷問の末に殺されるのでね。そういう反対意見は迂闊にいえない環境にいる場合もあるかと思いますけどね。
あと著者が小学校のとき担任にビンタされたり不当な扱いを受けて、その経験がもとで不正権力に対する抵抗という問題にこだわってきた・・・ということも書いてありました。
そして、ニュージーランドでは政治について何のコメントもできないのであれば、大人ではなく子供だとみなされるそうです。
ここは同感ですね。
今の日本人もあれだけの税金や社会保険料をむしりとられていて、何にも思わないなんて、現実から目を背けるにも程があると思いますよ。
いやあ、何度も読み返したい本ですね。
それでは、お読みいただきありがとうございました♪

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