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『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』感想

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こんにちは。

さいきん読んだ本の感想を書くサトーです。

この本は

ナチスは良いこともしたのか?ということを、ナチスが行ったいろいろな政策から2人の著者が検証しています。

ナチスは失業率を低下させたとか、経済を立て直したとか、禁煙政策を進めた、とかそういうことについて本当か?と1つづつ検証しています。

感想

この本で初めて知ったのが、ナチとナチスがあるけれど、ナチスは複数形だということです。言われてみれば複数形ですね。
今まで全然、考えたことがなかったので目から鱗でした。

で、「ナチスは良いこともしたのか?」ということですが、この本を読んで見ると
表面だけ見ればそう言えるかもしれないが、少し裏の事情を見ればそうとは言えない、という事になるようです。

いろいろ書いてあるので詳しくは本書を読んでください。

唯一、良いことをしたかもしれない可能性として、「女性に関しては二万人以上の人が肺がんから救われた可能性がある」とのことです。
これはナチスが行った、がん撲滅運動の効果だそうです。

ただ、このがん撲滅運動も問題があったようで、年1回の無料検診も全国に波及しなかったし、戦争の長期化でがん研究ができなくなったらしいんですね。

で、なぜ女性だけ?というと、女性の喫煙は子どもを産む女性に悪影響を及ぼすため、避けたほうがいい、みたいな思想があったらしいです。
つまり、家父長制的な考えとして、良い子どもを産むために喫煙は避けるべき~みたいなやつが影響してたようです。

このとき私の脳裏に浮かんだのはイモータン・ジョーとワイブズです。

著者は、それは「良いことと見なせるのか?」と問いかけています。

分けて考える

ナチスがやったことは、ほとんど全部ナチスの発明ではなくて、どこかから持ってきたアイディアだし、結果として一時的に良くなったかもしれないけど、最終的な結果は良いとは言えないとのことです。

あと、ナチスは悪だ!というと、じゃあ○○はどうなんだ!という人がいますが、それはそれ、これはこれ、と分けて考える必要があると。
別の問題なんですね。

そして、社会心理学者のハラルト・ヴェルツァーの言葉を用いて
「歴史知識」と「歴史意識」は分けて考える必要がある
としています。

まとめ

この本はナチス好きも、そうでない人も一度は読んでおいたほうがいいのではないでしょうか。
特に今は世界が混乱気味なので、油断したらすぐ変な人の影響を受けちゃいそうですからね。

レビューを読んでいると、「政策自体は良くても、それがオリジナルでないこと、結果が伴わなかったこと、実施した事情が手放しで賞賛できなかったことが理由で政策を否定されるなら、そんなもん世界中にあるでしょ」みたいな意見を見ました。

一見なるほどね~と思ったんですが、これは自分の中でまだ消化しきれてないので、ちょっと考えてみたいと思います。

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

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