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ドキュメンタリー『ダンス・ライフ』感想 踊る若者たちの記録~オーストラリア

シリーズ
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こんにちは。
厳しい指導を受けて、体を痛めてまで、なお踊り続ける若者たちのドキュメンタリーを見たので感想を書くサトーです。

『ダンス・ライフ』作品情報

作品名ダンス・ライフ
公開年2024
話数
ジャンルドキュメンタリー
監督ルーク・コーニッシュ
プロデューサーブレンダン・ダヒル、デヴィッド・アルリッヒ、ルーク・コーニッシュ、ジェイド・バーンズ
テーマオーストラリア屈指のダンススクールに通うトップクラスの生徒たちが、プロダンサーになる夢に向かってひたむきに取り組む姿を追った作品。誰もが成功するわけではない、過酷な世界を描く。
出演者キャシー・バルト、ティアナ、マックスS、コナー、マックスO、アラベラ、キム、エイミー
配信サービスAmazon Prime Video

『ダンス・ライフ』が記録したこと

この作品は、オーストラリアの有名ダンススクールに通う若者たちの努力と才能、夢と現実、友情や恋や家族との絆をつづったドキュメンタリーです。

まだ無名な若者が成功を夢見て、その若さと才能をダンスにぶつけ、技術を磨き、名物講師キャシー・バルトの𠮟咤激励に応えながら、踊り続ける日々を記録しています。

『ダンス・ライフ』見どころ

見どころ① ダンス・エリートを育てるための環境
・このドキュメンタリーは、オーストラリア屈指のダンススクールで行われる、プロを目指す若者たちのリアルな競争と成長の記録である

・バレエ、ジャズ、ステップなど、プロダンサーに必要な多様なジャンルの高度なレッスン風景が見られる

・技術・身体能力・存在感・個性など、評価基準が一様ではないシビアな選抜の現実がある。

見どころ② 名物講師と若い生徒たちの成長

・名物講師キャシー・バルトの、生徒を極限まで追い込む厳しさと、愛情を併せ持った指導スタイル

・ケガ、体調不良、精神的な成長や挫折などを経て、1年間かけて変化していくダンサーたちの姿

見どころ③ 生徒たち、それぞれの結末

卒業公演契約選考という、夢が叶うかどうかが決まる緊張感のあるクライマックス

『ダンス・ライフ』で分かること

『ダンス・ライフ』を見て学べることはたくさんあるよ!

プロダンサーの世界は、才能だけでなく努力・精神力運・タイミングが必要な過酷な世界であること

身体能力や見た目の良さが重要視される一方で、個性や存在感が評価を左右する場合もあること

ケガや持病など、努力だけではどうにもならない現実と向き合う厳しさ

指導者の存在が、若者の成長や人生に大きな影響を与えること

マイノリティや困難な背景を持つ人たちが、ダンスを支えに前に進んでいる現実があること

感想 キャシー・バルトに圧倒される

カメラは、生徒の中の何人かにフォーカスして、彼ら彼女らのインタビューやコメントを交えながら進みます。

名物講師みたいな人がいて、ダンス界でも有名なキャシー・バルトという人なんですけどね。

このキャシーがエネルギーと愛情の塊みたいな人で、生徒たちを叱咤激励しながら、時には個人への愛ある言葉をかけながら、生徒たちを鍛え上げていきます。

このキャシーがレッスンをしてる時に、まるで生死をかけた戦いの最中にあるような、凄い眼をするんですよ。
いまにも人を殺しそうな眼なんです。
ダンサーというより戦士のような眼です。
それで「命を懸けろ」と生徒に言うんですね。

私はプロのダンサーというものが、そこまでして必死に踊っているということを知らなかったので、これは非常に驚きました。

で、そんなふうにレッスン中は厳しいキャシーですが、レッスンが終わると生徒へ気軽に話しかけたり、ケガした人を気遣ったり、愛ある言葉をかけたりするんです。

ただ厳しいだけじゃなくて、人間としても器が大きい人なんですね。

生徒たちの人生模様

最初の頃はジャンプできていたティアナが、ケガのせいでジャンプできなくなったり、

最初は技術の高さで注目されたマックスSが、後半はそれほど注目されなくなってたり

最初は目立たなかったコナーが、技術はそれほどでなくても存在感をアピールして大きな仕事をゲットできたり

最初から最後まで高い技術を誇り、トップの座に居続けたマックスOなど、いろんなタイプの生徒が登場します。

アラベラは献身的で働き者なんですが、持病があって本番前にいつも体調を崩ます。彼女は他人が不安になってるときは言葉をかけて励ましてあげる優しい人なんですが、自分が困ってる時は他人から助けてもらえないんですよね。いますよね、そういう人。
献身的なんですが、見てて切なくなります。アラベラに幸あれ。

キムは背が高くて目立つ容姿をしていますが、最初の頃はそれほど真剣味がありませんでした。それがやがて精神的に強くなっていったようで、最後の大舞台では注目を集め、デビューをゲットします。

この人たちはいわゆるモデル体型で、スタイルが良くて頭が小さいんですね。
そんな人たちが必死に踊って競争してるので、本当にレベルが高いんだろうなあと思います。見た目のよさと技術の高さが求められているようで、なんて過酷な世界なんだと慄きました。

一方、エイミー身体的には普通ですが、パワフルで動じない踊りをするので、その点が評価されます。
これが多様性というやつでしょうか。
最後はエイミーのダンスを見ていると、なぜだか涙が出てきました。
成長したな、エイミー!

踊り続ける理由

ダンサーである生徒たちの中には、マイノリティがけっこういる印象を受けました。まあ、インタビューを受けたのが、たまたまそういう生徒たちだった可能性がありますけどね。
過去にいじめを受けていたり、ダンス以外は何もできなかったり、ゲイであることを親にカミングアウトできなかったり、夜の仕事をしないと家賃を払えなかったり。

それでもダンスのためにこのスクールにきて、必死で踊り続けるんですね。
キャシーに喝をもらいながら踊る生徒たちを見ていると、こちらまで気合をもらった気分になるんですよね。

がんばる人たちを見ていると、私も困難に負けずひたすら前に進み続けるぞ!という気持ちになります。

最後に残った違和感

ただ、最後に残った違和感があります。それは、若者たちの才能と努力は結局、音楽や演劇界を盛り上げるためだけに消費され、資本主義社会に取り込まれるために育てられるのか…ということです。

せっかく厳しいダンススクールを卒業しても、食べていけるだけの収入がある仕事に就けないと意味がないのです。あれだけ感動的な姿を見せてくれた、芸術性を備えた若者たいでさえ、資本主義とは無関係ではいられないのかと、複雑な気持ちになりました。

『ダンス・ライフ』全体の感想

凄かったですね。
若くて身体的な資質に恵まれていて、求められる技術水準まで踊り続ける体力と気概があって、おまけに性格もよくて、仲間にも恵まれている・・・という若者たちが登場します。

まずみんな身体能力がすごいんですよね。
小さい頃からダンススクールに通ってたりする人は、踊りながら空中でジャンプとか回転とかできるし、それができちゃう強靭な肉体を持ってるんですよ。

ダンスのエリートが集まる環境で、さらなるエリートを育てるんだね

まるで曲芸師みたい、というとイメージつきやすいと思いますが、このスクールではバレエとかステップダンス、コマーシャルジャズなど、プロのダンサーとして活躍するために必要なダンスが一通り学べるらしいんですね。

バク転とかジャンプはできる人はできるけど、できない人は無理にはやりません。なのでジャンプとかできる人は、それが大きな売りになりますね。

大きな売りがない人はスクール在学中に技術を向上させて、講師やエージェントの目に留まるように努力しなければなりません。
シビアな世界ですね。

『ダンス・ライフ』がおすすめな人

ダンスや舞台芸術、パフォーミングアーツに興味がある人

プロを目指す若者の努力・葛藤・成長の物語が好きな人

才能と競争のリアルな現場を知りたい人

何かに本気で打ち込む人たちの姿から刺激やモチベーションをもらいたい人

自分に自信が持てない時や、前向きな気持ちになりたい人

『ダンス・ライフ』はここで見られる!

本作は以下の配信サービスで視聴可能です。
Amazon Prime Video

※配信情報は変更される可能性あり

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