こんにちは。
脚力および体力には自信のないサトーです。さいきん見た映画の感想です。
結末のネタバレがあるので、未視聴の方はご注意ください。
作品情報
| 作品名 | 殺人鬼から逃げる夜 |
| 制作年 | 2020 |
| 上映時間 | 104分 |
| ジャンル | スリラー、クライム |
| 監督/脚本 | クォン・オスン |
| 主要キャスト | チン・ギジュ(ギョンミ)、『イカゲーム』ウィ・ハジュン(ドシク)、パク・フン、キル・ヘヨン、キム・ヘユン |
『殺人鬼から逃げる夜』あらすじ
悪どい殺人鬼がいます。
罠を張って獲物を誘いこむタイプの
ずる賢いやつです。
そいつにロックオンされたギョンミ。
帰宅後に、家に帰る途中で襲われます。
まずいことにギョンミの近くには
母親がいて、下手すると
母娘ともども殺人鬼の餌食になります。
おまけに2人とも耳が不自由で
音が聞こえません。
一方、同じ町で、連絡がとれなくなった妹を
探して走り回る兄がいます。(ギョンミたちとは血縁関係なし)
ギョンミはしつこく追ってくる殺人鬼から
逃げることができるのか?
兄は妹を見つけることができるのか・・・
見どころ① 聴覚障害者の生きてる世界を疑似体験できる
主人公のギョンミと、お母さんは耳が聞こえないんですが、それでも殺人鬼に追いかけられます。
音が聞こえない世界で、どうやって危機を察知するのか。それも丁寧に描かれていて、恐怖倍増です。
見どころ② とにかく走る走る走る!
とにかく主人公たちが走り回ります。
舞台は日本でいう下町みたいな所。
普通はああいう小汚い下町や路地裏(ごめんなさい)
をスタイリッシュに撮ることは
難しいと思うんですが
カメラワークとスピード感で
めちゃくちゃカッコよくなってました。
見どころ③ どこまでも追いかけてくる
殺人鬼を演じるのは『イカゲーム』のウィ・ハジュンです。
映画で一番怖いのは、執念深くて体力もある
殺人鬼がどこまでも追いかけてくることです。
それでギョンミは必死に逃げる。
それでも殺人鬼は追ってくる。
『シャイニング』みたいにドアを破るシーンもあるので、迫力は十分ですね。
感想【ネタバレなし】
ギョンミの生への執着がすごい
主人公のギョンミがですね
メンタルと脚力がめっちゃ強いんですよ。
仕事でお客様に悪態つかれたら、やり返すし
車通勤してるのに、足がめっちゃ速くて体力あるし、
靴下でアスファルトの上を疾走するし。

もしかして、部活やってた?って聞きたいくらい
彼女はまだ若いですし、
とにかくすごい体力があります。
そして殺人鬼に捕まっても
絶対に逃げようとするんですよね。
生きることをあきらめないんです。
「死にたくない。将来にやりたいことがたくさんある」
と言って。
生きる執念が強いんですよね。
それは彼女が今、幸せに生きているから
だと思うんです。
幸せに生きているから、死にたくない。
そりゃそうだ。
『目の見えない人は世界をどう見ているのか』という本にも書いてありますが、健常者の中には障害者を見ると
それだけで「可哀想」と思うことがあるが、それはただの思い込み。
というような言葉を思い出しました。
考察①【ややネタバレあり】最強の切り札の使い方
出てくるキャラクターの中で
最強なのがお兄ちゃんなんですよね。
妹が行方不明になってるので
探し回ってるお兄ちゃんです。
彼は元海兵隊で、戦闘訓練も積んでるようです。
一方、殺人鬼のほうも、韓国の徴兵制度で
徴兵されて訓練を受けたと想像します。
その殺人鬼と・・・しかも刃物を持ってる・・・
タイマンでやりあっても勝てるくらい強いのが
お兄ちゃんです。
このお兄ちゃん、強すぎるので
そのまんま殺人鬼と戦うと、あっという間に
話が終わっちゃうんですよ。
だからお兄ちゃんには
「妹思いで過保護すぎる」という
弱点を与えたんだと思います。
それによって話がすぐには終わらないんですね。
おまけに殺人鬼にもこの弱点を利用されます。
このあたりのキャラクター設定が
基本といえば基本ですが
よく考えられてるなと思いました。

ここで、結末のネタバレです
結末ですが…
ギョンミたちは無事に逃げ切ります。
そこは安心してください。
そして平和な生活が待っています。
考察② 男は自慢したがる
おもしろいなーと思ったのは
「男は自分の犯行を自慢したがる」説が
この映画の中でも描かれていたことです。
殺人鬼はあえて自分から警察に接触したり
警察署みたいな所へ出向いて証言したりします。
自分の力を見せびらかしたいんですね。
ちょっと脇道にそれるんですが・・・
このとき殺人鬼にからんで警察署を出禁になるおじさんが登場します。
警察署を出禁になる人っているんですね。
ちょっと笑っちゃいました。
気になったところ
この映画は細かいところ、
例えば警察が気の抜けた警備員みたいで
役に立たないとか、
スマホを持ってるのになぜ通報しないんだ
とか
そういう細かいところも、まあ気になるといえば
気になるんですが
それ以上に緊迫感がすごかったので
結果として目が離せずに
最後まで一気に見てしまいました。
そういう意味でエンタメとして
よくできた映画だと思います。
聴覚障害の日常は
ギョンミとお母さんは耳が聞こえないんですね。
それでも2人仲良く暮らしてるんです。
そんな彼女たちが日常的に使っている
アイテムや通報の手段がいろいろあるんだなあと見てて
勉強になりました。
ちなみに、日本だと、
聴覚や言語に障害のある人は
「110番アプリシステム」を使って
通報できるそうです。
日本の110番アプリシステム 警視庁
このアプリは、ダウンロードして、
事前に個人情報を登録すると使えるそうです。
通報時には通話料金がかかるそうです。
なんじゃそりゃ。
利便性はかなり低そう。ということで、いざというときに
通報できる方法をしっかり考えておいたほうが
よさそうですね。
『殺人鬼から逃げる夜』まとめ
面白かったです。
特に、夜の人のいなくなった下町で
ギョンミたちが走り回るシーンが
迫力ありました。
殺人鬼のターゲットを絶対に逃がさない執念と、ギョンミの生きることへの執念と、お兄ちゃんの揺るがない妹への愛と正義感が交差しまくって、スリラーなんだけど感情面も刺激してくる作品でした。
後半は少し間延びした感はありましたが、それでも見ごたえがありましたね。
この映画がおすすめな人
・とにかくスリリングな映画がみたい
・主人公たちが走り回るシーンがたくさん見たい
・サイコパスと元海兵隊の格闘がみたい
・聴覚障害の生きる世界をのぞいてみたい
それでは、お読みいただきありがとうございました♪

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