こんにちは。
最近みた映画の感想を書くサトーです。
もしかしたらネタバレがあるかもしれないので、ご注意ください。
『イージー★ライダー』作品情報
| タイトル | イージー★ライダー |
| 公開年 | 1970 |
| 制作国 | アメリカ |
| ジャンル | ドラマ、ロードムービー |
| 上映時間 | 95分 |
| 監督 | デニス・ホッパー |
| 脚本 | ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、テリー・サザーン |
| キャスト | ピーター・フォンダ(ワイアット)、デニス・ホッパー(ビリー)、アントニオ・メンドーサ( ジーザス)、ジャック・ニコルソン(ジョージ・ハンセン)、カレン・ブラック(カレン)、ルーク・アスキュー(ヒッチハイカー)、ロバート・ウォーカー・Jr(ジャック) |
『イージー★ライダー』あらすじ
自由な若者ふたりが旅をする
ロードムービーとういやつです。
コカイン取引で大金を手にした若者が
ロサンゼルスからニューオーリンズを目指して
バイクで旅をします。
その道中で、ヒッチハイクするヒッピーに出会ったり
牢屋でジャック・ニコルソン演じる弁護士と
一緒になったり、LSDでぶっ飛んだりします。
そんなこんなで旅を続け、まだ開発されていない
当時のアメリカの広大な大地の中を
バイクで謝肉祭へ向かうのですが・・・
ラストが衝撃的なので、
ネタバレにならないよう控えます。
『イージー★ライダー』みどころ
✓見かけは派手だが根は善良な若者たちと、アル中ながら鋭い洞察力を持つ弁護士ハンセンとの交流。特にハンセンが語る「アメリカ人が抱く自由への恐怖」についての持論は、物語の核心を突いています。
✓当時のアメリカの広大な風景と、旅の空気感が魅力的 広大な大地をバイクで走っていく爽快感や、ヒッピー文化、LSD体験など、1960年代後半の空気感を凝縮した魅力的なロードムービー
✓衝撃的で理不尽なラストシーン 大した理由もなく暴力が振るわれる後味の悪い結末。主人公たちと一緒に旅をしてきた視聴者をどん底に突き落とす。
『イージー★ライダー』全体の感想
基本いいやつら
旅をするワイアットとビリーは基本いいやつらです。
見かけはごついしチャラいけど、基本はいい人間です。
ヒッチハイクするヒッピーを乗せてあげたり、
女の子と泉で泳いだり、旅を楽しんでいます。
焚火を囲んで、ジャック・ニコルソン演じる
アル中の弁護士ハンセンと語り合ったりもします。
特に印象的だったのは弁護士ハンセンの言葉です。
彼は普段は酒に溺れて、チャラくても、
やはり弁護士なので、物事を見抜く目は持ち合わせているんですね。
アメリカ人は自由を
証明するためなら殺人も平気だ個人の自由についてはいくらでも喋るが
自由なやつを見るのは怖い
この言葉が最後に効いてくるんですよね。
ていうか証明されるんです。
それが恐ろしいんですよ。
ちょいネタバレ
最後は民間人(おそらくその辺の農家の人)が発砲するんですね。
それが、「相手の髪が長いから」という理由らしくて
たったそれだけで人に銃を向けるんですよ。
それが本当に怖いなと思って。
恐ろしい世界ですよね。
弁護士ハンセンの言葉を借りれば
「自由なやつが怖いので、(自分の)自由を証明するために人を殺す」
ということになります。
そんなんありかよ、って思うんですけどね。
当時のアメリカのこういう田舎では
気に食わないよそには者には何をしてもいいという
価値観があったのかもしれませんね。
わかりませんけどね。
思い出したこと
それで思い出したのは
2020年のBLMのきっかけになった
被害者のご家族が言ってたと思うんですけど
(間違ってたらすいません)
「アメリカが偉大な国だったことはなかった」
という言葉ですね。
あの言葉がよみがえってきました。
誰も見ていないところで、普通の良い人が
ゴミのように殺されている現実があるんだなということですね。
もしかしたら身近にあるかもしれない
この映画に出てくるアメリカの人たちが恐ろしいというより、
こういう現実が自分の身の回りに
あるかもしれないなという恐怖ですね。
それが怖くなりました。
時代や状況はもちろん違うんですが
最近の事件だと、入管施設で体調不良のままなくなった
ウィシュマさんの事件とかですね。
人権意識が欠如しているという共通点が見られると思うんですが
そういうことが日本でも起きてるわけですよね。

もし、自分の「自由」を証明するために
他者を殺す、見殺しにするとなったら
とんでもなく恐ろしい世界だなと思いました。
宗教観
映画の話に戻りますが、
その暴力をはたらいた人たちはアメリカの人たちなんですが
彼らの宗教観も気になりましたね。
おそらく何らかの信仰をもっている人たちだと思うんですけど
彼らの神はその「自由」を許しているんでしょうか?
私は宗教には詳しくないんですけどね。
暴力をはたらく前に、神の教えだとか、
そういうストッパー的なものが働かなかったのかなと
ちょっと考えたりもしました。
まとめ
この「後味の悪い衝撃のラスト」という共通点でみると
『ウィッカーマン』や『チャイナタウン』があると思います。
あくまで共通点は「後味の悪い衝撃のラスト」だけですけどね。
ちなみに『チャイナタウン』は私史上ワースト1になるくらいの
胸くそ悪い映画でした。
繊細な方は閲覧にご注意ください。
『イージー★ライダー』がおすすめな人
「自由」の本質や社会の闇について深く考えたい人 単なる娯楽作ではなく、個人の自由と集団の排他性、人権意識の欠如といった重いテーマを考察したい人に向いています。
衝撃的な結末(バッドエンド)が記憶に残る映画を求めている人 『ウィッカーマン』や『チャイナタウン』のように、鑑賞後に強い余韻や「胸くそ悪さ」を感じる映画をあえて選びたい人。
1960年代のカウンターカルチャーやアメリカの歴史に興味がある人 当時のアメリカの社会情勢や、バイク、ヒッピー、広大な風景など、その時代の文化的な背景を視覚的に楽しみたい人。
それでは、お読みいただきありがとうございました。

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