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映画『スーツケース・マーダー』実話を元にメロドラマ化 元の事件とは?

人間ドラマ/恋愛
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こんにちは。
なんだかスリーピングマーダーみたいな名前の映画を見たので感想を書くサトーです。

映画『スーツケース・マーダー』は、2004年、アメリカで起こった「ビル・マグワイア殺人事件」を元に映画化した作品です。
この事件はとても衝撃的ですが、映画化した『スーツケース・マーダー』は衝撃的とは程遠いものでした。

というのも、映画の前半はメロドラマで退屈でした。後半は裁判シーンが入ってきますが、メラニーのキャラクターと人間ドラマに重点が置かれるにとどまった、という印象です。

『スーツケース・マーダー』作品情報

タイトルスーツケース・マーダー
制作年2022
上映時間88分
ジャンルサスペンス、ミステリー、クライム、ドラマ
制作国アメリカ
監督ニコール・L・トンプソン
キャストキャンディス・キング(メラニー・マグワイア)、マイケル・ローク(ビル・マグワイア)、ジャクソン・ハースト(ブラッド・ミラー医師)、トリスタン・ローレンス(ジョー)、ニッキー・ガーザ(セレーネ)、ウェンディ・マリック(パティ)
配信Amazon Prime Video

「ビル・マグワイア殺人事件」とは

事件は衝撃的でした。

この事件は「スーツケース殺人」や「ビル・マグワイア殺人事件」と呼ばれています。この記事では「ビル・マグワイア殺人事件」と呼びます。

2004年、バージニア州チェサピーク湾周辺で見つかった3つのスーツケースから、ニュージャージー在住のビル・マグワイア(当時39歳)のバラバラ遺体が発見されたのです。

妻で看護師のメラニー・マグワイアが逮捕され、2007年4月23日に陪審評決で殺人、遺体損壊、銃器不法所持などで有罪となりました。

実際の裁判では、夫の失踪直前に、

✓メラニーが購入した38口径リボルバー
✓夫の遺体が入っていたスーツケースや使用された毛布
✓夫の車の移動に関するEZパスの記録

といった状況証拠が積み上げられたと報じられています。

その後、メラニーが犯人と確定し、有罪判決と上訴棄却まで進み、現在もメラニーは終身刑で服役中で、仮釈放の見込みはほぼありません。

『スーツケース・マーダー』あらすじ

夫を殺したとされる妻メラニーが、ビルとの出会いから事件が起きて、裁判にかけられ、有罪判決を受けるまでの話です。
映画はスーツケースに入ったバラバラ遺体が、ビーチで発見されるところから始まります。遺体はビル・マグワイアのものでした。


やがて、妻のメラニーが犯人として捜査の対象になります。
メラニーは本当に犯人なのか?なぜ、夫のビルを殺したのか?
2人の間に何があったのか?
メロドラマ仕立てでつづられる、メラニーとビルの物語です。

前半が退屈だと感じた2つの理由

理由① 前半はメロドラマみたいだから

前半は妻メラニーと夫ビルが恋仲になる(古い表現)ところから始まります。
ここから中盤まではデートしたり、イチャイチャしたり、浮気したり、メロドラマみたいなまったりした展開です。

あと、映画が始まってから30分間、誰も死なないんですよね。最初にスーツケースの遺体が出てきたきりです。なかなか事件が起こりません。

私はメロドラマじゃなくて殺人事件が観たかったのに…

理由② ビルがダメ夫だから

夫のビルは典型的なダメ男なんですが、妻であるメラニーは最初それに気づかないんですね。
金はないのに、ギャンブル癖があって、女遊びがやめられない
でも、ハンサムで楽しくて気が利いてるので
メラニーはノリで結婚しちゃうんです。

この2つが、前半が退屈だった主な理由です。
殺人事件を見にきたはずなのに、なぜメロドラマや、他人のダメ夫を見せられるんだ…となるんですよね。
逆に、メロドラマが好きな人は楽しめるでしょう。

なぜ私はメラニーにイライラするのか

メラニーは看護師なので、IQはそんなに低くないと思うんですが、浮気した夫への嫌がらせに関しては、衝動的で幼稚な行動を取ります。
個人的にはこれがイライラしました。
例えば、わざと車を移動させて嫌がらせするのは、子どもが親の注意を引きたくてやる「構ってほしい」行動なんですよね。

他にも、こんなことをしていました。

・夫が失踪する直前、あからさまに準備をして証拠を残す
・供述したときも子どもみたいな言い訳をする
・判決が出る前に受けたインタビューでニヤニヤ笑う

計画的なのか、衝動的なのか、何も考えていないのか判断がつかないんですよね。まあ計画的でも、穴だらけの計画かもしれませんが…

通常、夫が殺されたら、真っ先に疑われるのは配偶者なのに、なぜそんなにズボラな行動なの?と、ミステリー&サスペンス大好きな私は混乱したんですよ。
だって計画的に人を殺す人は皆、完全犯罪を目指していると思っていたのでね。


でも私が常日頃から見ていたのはフィクションの殺人であって、実際の事件では誰もが完全犯罪を目指すわけではないのかもしれませんね。
まあ、この『スーツケース・マーダー』も実話を元にしていますが、フィクションの要素はあるんでしょう。

実際のメラニー 服役状況

メラニー・マグワイアはニュージャージー州クリントンにあるエドナ・マハン女子刑務所(Edna Mahan Correctional Facility for Women)で服役中です。

判決は「終身刑+30年」のような形で、一定期間は仮釈放の対象外とされていて、最初の仮釈放審理対象になるのは2040年代と報じられています(報道によって表現差はあるものの、ほぼ一生刑務所にいる前提とされています)。
これまでの上訴は棄却されていて、有罪判決は維持されたままです。

参照Webサイト https://abcnews.go.com/US/suitcase-killer-melanie-mcguire-defends-innocence-inside-prison/story?id=73099717
https://www.aetv.com/real-crime/melanie-mcguire-suitcase-killer

後半はちょっとおもしろい

後半になっても、メラニーは相変わらずで
メロドラマ体質が抜けきれていません
浮気相手に電話をかけてしまい、警察に会話を聞かれます。

やっぱりこう、なんというか、こういう時に
連絡を取らないほうがいい相手は誰か」という判断ができないんでしょうね。ここでも衝動的で、感情的です。
しかも、メラニーは疑いをかけられているのに、危機感がありません。

メラニーそういうとこ、子どもっぽいです

裁判シーンが弱い
少し残念だったのは、後半の裁判のシーンが物足りなかったことです。検察側も十分な証拠を出している様子は見えなかったですし、メラニーの犯行の様子は推測にとどまって作り話ぽかったし、弁護士の最終弁論も説得力がなかったような気がします。
このあたりを、もっとしっかり描いてたらよかったのになーと思いました。

実際のメラニー 無罪の主張と多数の番組出演

メラニーは有罪判決後も一貫して無実を主張していて、「自分は夫を殺していない」「真犯人は別にいる」とインタビューや番組で語っています。

2020年にはABCの番組「20/20」内の特集「The Secret in the Suitcase(スーツケースの秘密)」で、服役中のメラニーがインタビューに応じ、自身の視点から事件と結婚生活を語りました。

事件はA&Eなどのトゥルークライム番組や記事でも「Suitcase Killer」としてたびたび特集され、ビルの遺体がスーツケースで遺棄された点、ギャンブル問題や不倫関係といった背景が強調される形で紹介されています。

参照Webサイト https://abcnews.go.com/US/suitcase-killer-melanie-mcguire-defends-innocence-inside-prison/story?id=73099717

実際のマグワイア家はどうだったのか

遺族と子どもたちの状況
ビルとメラニーの2人の息子については、プライバシー保護のため詳細は公表されていませんが、メディアでは「親族のもとで育てられた」といった記述があります。​

夫のビル・マグワイアについても、公には「ニュージャージー工科大学(New Jersey Institute of Technology)の職員で、家族思いの父親だった」という人物像が紹介されるのみで、事件後の家族の生活について詳細な情報は出ていません。

マグワイア家についても分かっていないことが多いのです。

参照Webサイト https://whsc.com.tw/wp-admin_bak/w0vv4/article.php?id=melanie-mcguire-sons-today

メラニーは本当に真犯人なのか?

この事件は、直接的な物証が乏しい中で多くの状況証拠を積み上げて有罪判決に至った点から、今もトゥルークライム界隈で「議論の対象になる事件」として扱われています。

一方で、州当局や検察は「ビル・マグワイアに正義がもたらされた」とし、事件は公式には「解決済み(solved)」として扱われています。

現時点で再審や新証拠による大きな進展は報じられておらず、「ビル・マグワイア殺人事件のその後」は、メラニーが無実を訴えながら終身刑で服役し続け、事件自体はメディア作品の題材として記憶されている、という状態です。

メラニー本人は無罪を主張しているよ。あなたはどう思う?

映画『スーツケース・マーダー』は観たほうがいい?

この映画は殺人事件とその解決というよりも、妻メラニーのキャラクターと、ビルとの関係がクローズアップされています。
殺人事件を期待して観るとガッカリするかもしれません。
映画『スーツケース・マーダー』がおすすめなできるのは、こんな人です。

この映画がおすすな人

メロドラマ×殺人事件が好きな人
✓ダメ夫のビルを持ったメラニーに同情したい
実際にあった事件を映画化した作品が観たい人

メラニーは真犯人か?サトーの感想

メラニーは動機は十分だけど、状況証拠だけにとどまっていて、決定的な証拠がないみたい。映画やドラマを観過ぎな私は「誰かが仕組んだとしてもおかしくない」と思います。
真相はまあ分かりませんけどね。

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

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